2026/04/03
【コラム】開当男山酒造 ー 雪国ならではの透きとおる上品な味わい
零下二十度の寒さで生まれる、澄んだ味わいのお酒
「開当男山酒造」があるのは、真冬には零下二十度まで気温が下がるという南会津町。暮らしには厳しい冬の寒さ。けれど、この土地だからこそ生まれる、澄んだ味わいの日本酒があります。
福島は、地域によってそれぞれ個性的な日本酒があるのが魅力。福島の地酒を飲むときは、ぜひ地域ごとの特色を楽しんでほしいと語る、十四代目の蔵元・渡部謙一さん。「開当男山酒造」も、11月頃から3月頃まで雪が降り続くという、南会津町ならではの気候を生かした酒造りに取り組んできました。
日本酒の伝統的製法「寒造り」では、12月~2月に仕込みを行います。寒い冬には雑菌の繁殖を抑えられるため、高品質な日本酒に仕上がるというのがその理由。雪国の長い冬を生かした長期低温発酵の日本酒は、すっきりと透きとおるような綺麗な味わいが特徴となっています。
酒蔵の名前を冠した代表ブランド「開当男山」も雪国らしい上品な味が魅力で、特に大吟醸は全国新酒鑑評会で幾度も金賞を受賞するなど、その品質が高く評価されています。
そんな「開当男山酒造」で使用する酒米の多くは、地元の米農家で生産されたもの。土地の水との相性が良く、米の旨味を存分に引き出した極上の日本酒になるからというのが理由です。
また、そうして作られた日本酒の半分以上が、地元の南会津へと出荷されるそう。南会津の米を使って、南会津の人のためのお酒を醸す。しっかりと土地に根付くことで、300年以上の長い歴史をつくってきた酒蔵。「南会津の風土と共に生きる」という蔵人たちの決意と誇りが、寒さ厳しい土地での酒造りを支えています。
主役は人、目指すのは「脇役」として優れたお酒
数々の鑑評会で受賞歴のある「開当男山酒造」の日本酒ですが、蔵元の渡部さんは「目指すのは、名脇役になれるお酒」と語ります。
日本酒本来の役割は、開放的で和やかな雰囲気を作り、人と人とのコミュニケーションを円滑にすること。主役はあくまでも人。お酒は主張しすぎず、会話の合間にスイスイ飲めて気づけば空になっていた、というのが理想なのだとか。
インパクトのある味で「ハッ」とさせられるお酒もいいですが、気の置けない友達や家族との集まりでは、尽きないお喋りにただ寄り添ってくれる日本酒もいいものです。心がほどける優しい味と香りが、会話にほんの少しの温度を加えてくれます。
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開当男山酒造【福島県南会津町】 | 森株式会社 公式オンラインショップ