2026/01/16

【トピック】酒造りに関わる人たちを想って飲む、春の縁起酒 立春朝搾り

完璧さが求められる、最高難易度の日本酒造り


2月4日は立春の日。今でこそ寒さがまだまだ厳しい時期というイメージの立春ですが、古い暦では春の訪れを告げる日として、人々の心に明るさをもたらしていました。

この春の始まりを祝うために造られるお酒が、「立春朝搾り」です。立春朝搾りは日本名門酒会が全国の蔵元に呼び掛け、地元の加盟酒販店と協力して取り組む地域ネットワーク共感活動です。蔵元が立春の朝に搾り上げた日本酒を、生原酒のまま瓶詰めして、酒販店がその日うちに出荷・販売まで行います。

本来「立春朝搾り」は、立春の日のうちに各家庭で飲めるようにお届けするものとして始まりました。酒販店は早朝から蔵元で待機しており、日本酒が搾り上がれば総出で作業しなくてはなりません。

何よりも蔵人にとって、ちょうど2月4日の朝に日本酒を完璧に仕上げるというのは、並の技術で実現できることではありません。お酒が早く仕上がることも、立春の朝に遅れることも許されない、まさに真剣勝負。その年によって異なる米の質や気候を捉え、お酒の状態に細心の注意を払いながら、2月4日に向けて調整していきます。

その酒造りは、あまりの難易度から「杜氏泣かせ」とも言われます。それでも蔵人たちが心を一つにして毎年この仕事に臨むのは、「立春朝搾り」が「酒を造る人・届ける人・飲む人を繋ぐ、特別な日本酒」であると知っているからです。

時代は変わり、お酒を造る人と飲む人との距離感にも変化は訪れています。それでも、こうして毎年心を込めて「立春朝搾り」を届けることで、この日だけは昔と同じような繋がりが甦るのではないでしょうか。

出荷の作業中には地元の神社から来た神主さんが、無病息災、家内安全、商売繁盛、疫病退散を願って、お酒を祓い清めてくれます。こうして穢れのない新酒として出荷された日本酒は、各地の酒店に運ばれて、予約していた人たちの手元に届けられます。



春の祝い酒が繋ぐ、人と人との絆


1998年、日本名門酒会の呼びかけによって、地域の課題解決と活性化を目的としてスタートした「立春朝搾り」。蔵元、酒販店、そして地域の人たちを繋いでいる、酒造りの営み。春の祝い酒を飲むことで、そのお酒に関わったすべての人たちとの絆を想うことができます。

この年一回の特別な縁起酒は、大切な誰かと一緒に飲みたいもの。「立春朝搾り」は、ぜひご家族やご友人、親しい方々とお召し上がりください。立春の朝に搾り上げられたばかりの、新鮮で美味しい日本酒。火入れなしの生原酒なので、蔵人がまさにこのときのためにと全精力を傾けたお酒の味を、そのまま楽しむことができます。

2026年の森株式会社の公式オンラインショップでは、榮川酒造と大和川酒造店、2つの蔵元の「立春朝搾り」を数量限定でご予約承り中です。ご注文の締切は1月30日までですが、どちらも数量限定の商品となっておりますので、締切前に完売となる場合もございます。気になる蔵元のお酒は、ぜひお早めにご注文ください!


榮川 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒 720ML | 森株式会社 公式オンラインショップ 弥右衛門 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒 720ML | 森株式会社 公式オンラインショップ