2025/11/07

【コラム】末廣酒造 ー 人と人とのつながりを生む日本酒を


現代の日本酒醸造の土台づくりにも貢献した酒蔵


末廣酒造の創業の原点は、江戸末期まで遡ります。会津藩の御用酒蔵であった本家から独立し、新たな酒造りを始めた初代猪之吉。蔵はここから、会津の激動の時代をくぐり抜けていくことになります。

戊辰戦争の戦禍や大火で一度ならず酒蔵を消失。それでも折れることなく蔵を維持してきた背景には、歴代当主たちのチャレンジ精神がありました。明治36年には丹波杜氏を蔵に招いて酒質の向上を図り、それまで家族中心の酒造りが当たり前だった会津に、新たな文化をもたらします。

また、良質な白米で日本酒を造るために、いち早く輸入精米機も導入。その後、「山廃(やまはい)造り」の製法も確立します。山廃造りの特徴はナッツ類のように豊かな香りと、濃厚でふくよかな旨味。また、麹の力を活かして自然の乳酸菌による発酵で酒母を育てるため、お酒の味に蔵ごとの個性が加わるのも魅力です。その奥深さが見事に日本酒ファンの心を掴み、山廃造りは全国の蔵へと広まりました。

そうした歴史と誇りを背負った末廣酒造の日本酒は、まろやかな飲み口とコクとキレのバランスの良さで、幅広い層の人に愛される味わい。特に「山廃純米酒 末廣」は、山廃仕込みならではのコクと酸味が特徴。その奥で響き合う複雑味が、飲む人を魅了します。

長い歴史の中で、常に「より優れた酒質」を求めて挑戦し続けた老舗の酒蔵。その一杯には、蔵が歩んできた年月の重みまでが感じられそうです。



大切に守ってきたのは、酒造りの技術と「地元の絆」



末廣酒造は、人と人とのつながりを大切にする蔵元としても知られています。会津の酒造りを盛り上げようと、末廣酒造が他の蔵人たちに呼びかけて結成した「会津杜氏会」は、今では地元の蔵元の重要なネットワーク。会社の垣根を越えて、一丸となって「会津の酒」というブランド力を高めてきました。

地元の絆や、人との関わり。そうした全てを大切にしてきたからこそ、会津の地で愛され続ける末廣酒造。日本酒は共に盃を酌み交わす人と人とを繋ぐものという信念のもと、今日も「誰かと一緒に飲みたくなるお酒」を生み出しています。

元祖・山廃造りの蔵元らしい、乳酸系の力強い旨味と深いコク。酸味と甘みが複雑に響き合う純米酒は、燗で飲むとその味わいがさらに豊かに広がります。味の濃い料理との相性が抜群で、食事の美味しさをさらに引き出してくれるお酒です。

末廣酒造の日本酒は全国新酒鑑評会で幾度も金賞を受賞しており、お歳暮やお中元といった特別なギフトシーンにも最適です。大切な方への想いを込めて、極上の日本酒を贈ってみてはいかがでしょうか?

末廣酒造の日本酒は、森株式会社の公式オンラインショップでいつでもお取り寄せしていただけます。伝統と革新が一体となった会津自慢の地酒、この機会にぜひチェックしてみてください!


末廣酒造【福島県会津若松市】 | 森株式会社 公式オンラインショップ