2025/03/07
【コラム】四季折々の花の里で、福島市唯一の酒蔵は続く

市民が誇る味を残すために、酒蔵の移転を決意
福島市唯一の酒蔵として、明治28年から酒造りの技を守り続けている金水晶酒造。以前は松川にあった酒蔵ですが、2024年3月に荒井の公園施設「四季の里」の隣に移転し、名前を「金水晶 四季の蔵」と改めてリニューアルオープンしました。
移転の経緯は2011年の東日本大震災に始まり、その後の2度の地震によって酒蔵が全壊してしまったためです。その土地でそれ以上酒造りを続けることは難しく、もはや閉業しかないかとも思われましたが、金水晶酒造は福島市唯一の酒蔵。地元の味を守り続けなくてはならないという使命感から、酒造りに適した環境の荒井に新天地を求めました。
荒井には13年連続水質日本一の認定を受ける、荒川の伏流水があります。清らかで硬質な水を使用することで、金水晶酒造が目指す「すっきりとクリアで、香りの高い日本酒」が生まれます。理想の味を追求して、新しい蔵の仕込み室は断熱構造にくわえて冷房完備。一定の室温で長期間の仕込みが可能になりました。
以前よりも生産量を少なくしても、高い品質を優先した結果、市民に誇りに思ってもらえるような味を実現することができました。
福島土産にぴったり!花のように美しい香りの純米吟醸

新しい金水晶酒造が重視するのは、水・米・人、すべて地元産の酒造り。移転を機に鑑評会で賞を取りやすいとされている他県の米から、現在は福島市産の「夢の香」や「五百万石」へと使用する米を切り替えています。アルコールも無添加にし、手間をかけてじっくりと福島の酒を醸すのが、金水晶酒造のこだわりです。
そんな金水晶酒造の日本酒は、福島土産に最適。特におすすめなのが、「金水晶 純米吟醸 箱入」。丁寧に醸された純米吟醸は、一口含むと花のように豊かで芳醇な香りと米本来の美味しさが広がります。
「金水晶」の文字を△と〇で表現した、モダンなデザイン入りのBOXも印象的。新しい福島を印象づける、素敵なギフトになるはずです。お相手に福島の本当の魅力を知ってほしいというとき、福島市唯一の酒蔵・金水晶酒造の純米吟醸を贈ってみてはいかがでしょうか。
四季折々の美しい花々が咲き誇る新天地で、金水晶酒造の歴史ある酒造りは続いています。森株式会社の公式オンラインショップでは、金水晶酒造のとっておきの日本酒を花の里からお取り寄せできます。
春の宴会シーズンにぴったりの、香り高く優しい味わいの日本酒。酒造が自信を持ってお届けする「金水晶」シリーズを、ぜひチェックしてみてください!
金水晶酒造【福島県福島市】の商品